CASE
導入事例
「組織は大きくしない」前提で選んだ、外部リソースという選択——クウカン株式会社がMY ASSISTANTと描く少人数経営のかたち

2022年設立のクウカン株式会社(以下、同社)は、北海道・札幌と富良野を拠点に、不動産事業、民泊投資支援、Webクリエイティブ事業を展開している。
組織規模は業務委託を含めて約20名。社員一人ひとりが中核となる役割を担いながら、必要な機能は外部の専門家と連携することで、事業を推進してきた。
同社の代表・山本 健太郎様(以下、山本氏)が一貫して大切にしているのは、「組織を大きくしない」という考え方だ。
少人数で一人ひとりの生産性を高め、必要な機能は外部と組む。その前提のもと、2025年5月からオンラインアシスタントサービス「MY ASSISTANT」の利用を開始した。
不動産事業への本格参入という転機を前に、なぜオンラインアシスタントという選択をしたのか。
導入の背景、活用の実態、そして目指す組織の姿について話を伺った。

「組織は大きくしない」前提で考えた、外部リソースという選択
――まずは、導入のきっかけを教えてください。
前提として、うちの会社は最初から「組織を大きくしよう」という考え方ではありませんでした。
少数で、一人あたりの生産効率を上げて利益を出す。そのために、外部の力を借りるのは前提、というスタンスです。
これまで、代表である自分自身が現場の意思決定や実行を担いながら、事業を推進してきましたが、限られた時間とリソースを、どの業務に投下すべきかについては、常に考えていました。
そうした中で転機になったのが、不動産事業への本格参入です。
2025年6月に宅建業の免許を取得し、不動産事業をスタートしました。
不動産は、現場仕事が本当に多い。
物件は生ものなので、実際に見て、状況を把握し、それをきちんと伝えないと商売になりません。
そうなると、現場に出るべき一方で、自分がパソコンの前に張り付いて、受発注や情報発信、細かな事務作業まで抱え続けるのは難しいと感じ始めました。
それまでは、できるところは自分でやっていましたが、「自分でやること」自体が最適ではなくなってきた、という感覚がありました。
どの外部と組むか——MY ASSISTANTを選んだ理由
――数あるサービスの中から、MY ASSISTANTを選んだ決め手は何だったのでしょうか。
もともとWebマーケティングの分野で仕事をしてきたこともあり、外注やオンラインでの協業には慣れていました。その分、外部に任せる以上は「ちゃんと比較して選ぶべきだ」という意識があり、オンラインアシスタントを検討する際も、かなり多くのサービスを比較しました。
費用感や始めやすさだけでなく、検討段階から担当者がこちらの話を丁寧に聞き、「どう使うのが一番合いそうか」を同じ目線で一緒に考えてくれたことが、最終的な後押しになりました。
以前勤めていた会社で姉妹サービスであるCASTER BIZを導入した経験があり、サービス品質に対する信頼感があったことも大きかったですね。

最初に切り出したのは、プレスリリースだった
――実際に、最初はどのような業務から依頼したのでしょうか。
最初にお願いしたのは、プレスリリースの作成です。
プレスリリースは、最初から仕組み化できる業務だと考えていました。
SEOや被リンク獲得を含め、情報発信が事業に与える影響は大きいと感じていたからです。
具体的には、私がテーマや伝えたいポイントを整理し、MY ASSISTANTには原稿作成や表現の整理といった実務部分を担ってもらいました。
それによって、プレスリリースを起点にブログへ転載したり、採用媒体や自社メディアへ展開したりと、情報発信を一連の流れとして回せるようになりました。
「プレスリリースをトリガーにして、次はこの媒体、次はこの更新」。
そうした導線ができたことで、情報発信を単発で終わらせず、戦略として継続的に回せるようになったと感じています。
MY ASSISTANTには、その情報発信の仕組みを支える役割として入ってもらいました。
期待しすぎない。一緒に育てていく感覚
――導入当初は、戸惑いもありましたか?
ありましたね。正直、最初は時間をうまく使えなかったです。
慣れる前に契約時間を消化してしまって、「これは改善しないと」と思いました。
MY ASSISTANTは、姉妹サービスのCASTER BIZとは異なり、ディレクター機能がない分、依頼する側の設計力が問われるサービスです。
だからこそ、このサービスに多くを求めすぎないことが大事だと感じています。
ディレクションは自分が担う。その代わり、実行部分はしっかり任せる。
そこを割り切れるようになってから、使い方が整理されました。
進めていくなかで、担当者の得意・不得意や相性の違いを感じる場面もありましたが、
その都度、運営側が面談を設定してくれたり、改善に向き合ってくれました。
同じ目線に立って話を聞き、「どうすれば良くなるか」を一緒に考えてくれる。
その姿勢が見えたことが、信頼につながっています。
「受け入れ口」があるだけで、判断が軽くなる
――現在は、どのような業務をMY ASSISTANTに依頼していますか?
オンラインで完結する業務は、基本的にMY ASSISTANTにお願いしています。プレスリリース作成をはじめ、WordPressの入稿、SNSやWantedlyの更新、請求書作成、民泊の予約レポート作成など、かなり幅広いですね。
一方で、書類の原本対応や現地での確認が必要なオフライン業務については、北海道の現地で事務代行を担ってくれる別の会社と連携しています。
業務の性質に応じて、オンラインとオフラインを切り分けているイメージです。
特に印象に残っているのが、MY ASSISTANTにお願いした民泊の予約データをもとにしたレポート作成ですね。CSVを渡して「こういう形でまとめてほしい」とお願いしたら、想像以上にきれいなレポートが返ってきた。
MY ASSISTANTという「受け入れ口」があることで、定型的な業務や実務の処理を一人で抱え込まずに済むようになりました。その安心感が、意思決定のスピードや集中力につながっています。

ピラミッドではなく、「円」で広がる組織へ
――今後、どのような組織を目指していきたいと考えていますか?
よくあるピラミッド型の組織ではなくて、円のイメージを持ってます。中心に自分がいて、その周りに専門家が広がっている。
オンラインの事務業務を担ってくれるMY ASSISTANT、現地の事務代行会社、デザイナーやエンジニアといった専門職とも連携しながら、リアルとオンラインを切り分けて組織をつくっています。
うちの存在意義は、「事業の顔と資産をデザインすること」。その価値創出に集中するために、バックオフィスや定型業務は、これからも外部の力を借りていきたいですね。
一人社長・立ち上げ期こそ、検討したい外部パートナー
――最後に、MY ASSISTANTはどんな企業に向いていると思いますか。
一人社長や、新規立ち上げ期の企業には特に合うと思います。
代表の温度感が高いフェーズほど、相性は良いと思います。ただ、切り出しや言語化が苦手な人には、工夫は必要だと思います。
それでも、組織を大きくせずに事業を伸ばしたい企業にとって、MY ASSISTANTは有効な選択肢になり得るはずです。