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SNS運用代行とは?依頼できる業務・料金相場から失敗しない選び方まで徹底解説

SNS運用代行とは?依頼できる業務・料金相場から失敗しない選び方まで徹底解説

企業の認知拡大や集客のために、InstagramやXなどのSNSを活用する企業が増えています。しかし、「投稿を継続する時間がない」「何を発信すればよいかわからない」「社内にSNS運用のノウハウがない」といった課題から、思うように運用できていない企業も少なくありません。

そのような場合に活用できるのがSNS運用代行です。投稿の企画やクリエイティブ制作、アカウント運用、効果分析などを専門会社へ依頼することで、担当者の負担を軽減しながら継続的な情報発信を実現しやすくなります。

本記事では、SNS運用代行で依頼できる業務や料金相場、メリット・デメリット、失敗しない選び方からおすすめの代行会社までを紹介します。

SNS運用代行とは何をしてくれるサービスか

SNS運用代行とは、Instagram・X(旧Twitter)・Facebook・LINE・TikTok・YouTubeなどの企業公式SNSアカウントの運用を、専門会社やフリーランスへ委託できるサービスです。投稿の企画やクリエイティブ制作、投稿管理、効果測定など、運用に関わるさまざまな業務を依頼できます。

SNS運用には、自社で対応する方法のほか、フリーランスや運用代行会社へ依頼する方法があります。自社運用はノウハウを蓄積しやすい一方で、担当者の負担が大きくなりやすい点が課題ではないでしょうか。

フリーランスは比較的低コストで依頼しやすい反面、対応範囲は依頼内容によって異なります。運用代行会社は、戦略設計から運用・分析まで幅広く対応しているサービスも多く、自社の課題や目的に応じて依頼先を選ぶことが大切です。

SNS運用代行に任せられる業務の全体像

SNS運用代行は、投稿を代行するだけのサービスではありません。企業やブランドの目的に合わせた戦略設計から、コンテンツ制作、投稿管理、ユーザー対応、効果分析まで、SNS運用全体を支援するサービスです。

対応できる業務は事業者によって異なり、投稿作成のみを依頼できるサービスもあれば、アカウントの立ち上げから運用改善まで一括で任せられるサービスもあります。近年では、広告運用やインフルエンサー施策、炎上対策など、SNSマーケティング全般に対応する事業者も増えている状況です。

自社に不足している業務を整理したうえで依頼範囲を決めることで、担当者の負担を軽減しながら、継続的で成果につながるSNS運用を実現しやすくなります。

運用の土台となる戦略設計とアカウント企画

SNS運用で成果を目指すには、投稿を始める前の戦略設計が重要です。運用代行会社では、企業がSNSを活用する目的を整理したうえで、ターゲット層や競合アカウントの分析を行い、発信する内容やアカウントの方向性を設計します。

さらに、投稿テーマ・更新頻度・KPI・クリエイティブの方向性・運用ルールなどもあらかじめ決めることで、担当者が変わっても一貫した情報発信を続けやすくなるでしょう。運用開始後は投稿結果を踏まえて方針を見直すため、PDCAを回しながら、企業の目的に沿ったアカウントへ育てていくことが可能です。

世界観を左右するコンテンツ・クリエイティブの制作

SNSでは、投稿内容だけでなく、画像や動画、デザイン、文章表現なども企業やブランドの印象を大きく左右します。媒体ごとにユーザー層や好まれる表現は異なるため、それぞれの特性を踏まえたクリエイティブ制作が欠かせません。

運用代行会社では、ブランドイメージに合わせた投稿画像や動画、キャプションなどを制作し、統一感のあるアカウントづくりを支援します。視覚的な印象を揃えることで企業の認知度向上につながるだけでなく、フォロワーが継続的に情報を受け取りやすい環境を整えられる点もメリットです。

更新を止めないための投稿スケジュール管理

SNSは継続して発信することで、ユーザーとの接点を保ち、企業やブランドの存在を思い出してもらいやすくなります。しかし、広報・マーケティング担当者が通常業務と並行して運用している場合、投稿準備が後回しになり、更新が途絶えてしまいがちではないでしょうか。

運用代行会社では、年間・月間の投稿方針を整理したうえで、投稿カレンダーの作成・素材準備・確認期限の設定・予約投稿などを管理してくれます。そのため、季節のイベント・新商品発売・キャンペーン・社内行事といった予定も反映し、必要な制作物を前倒しで準備できる点も特徴です。

無理なく、場当たり的な更新を避けながら、無理なく継続できる運用体制を目指せます。

ユーザーとの接点を担うコメント・DMの対応

迅速かつ丁寧なコミュニケーションは、企業やブランドへの信頼を高めるためにも有効です。コメントやダイレクトメッセージ(DM)は、ユーザーと直接やり取りできる貴重な接点であり、一つひとつの対応が企業の印象を左右します。

一方で、返信の遅れや不適切な対応は、顧客満足度の低下や企業イメージの悪化につながる可能性があります。

SNS運用代行会社では、事前に定めた運用ルールに基づき、コメントやDMへの一次対応、必要に応じた担当部署への連携などを行うサービスもあります。対応品質を維持しながら担当者の負担を軽減できるため、顧客との良好な関係づくりや機会損失の防止につながります。

成果を可視化する分析とレポーティング

SNS運用では、投稿を続けるだけでなく、成果を振り返りながら改善を重ねることが重要です。運用代行会社では、一般的にフォロワー数やエンゲージメント率、リーチ数などの指標を分析し、定期的にレポートを作成します。

レポートでは数値の変化を報告するだけでなく、「どの投稿が反応を集めたのか」「成果につながった要因は何か」といった分析を行うことも可能です。

さらに、分析結果をもとに投稿内容や投稿時間、運用方針などの改善提案を受けられる会社もあります。データを根拠にPDCAを回しやすくなるため、より効果的なSNS運用につなげられるでしょう。

広告出稿・キャンペーン施策までの拡張対応

SNS運用に慣れてきた企業では、通常の投稿だけでなく、広告配信やキャンペーン施策を組み合わせて認知拡大や集客を目指すケースも増えています。オーガニック投稿だけではリーチできないユーザーへ情報を届けたい場合や、短期間で成果を伸ばしたい場合に有効な施策です。

運用代行会社によっては、SNS広告の配信設計やクリエイティブ制作、プレゼントキャンペーンの企画・運営、インフルエンサー施策などに対応している場合があります。また、広告の配信結果を分析し、改善提案まで行う会社も少なくありません。

運用目的や予算に応じて施策を組み合わせることで、SNSを単なる情報発信ツールではなく、認知拡大やリード獲得につながるマーケティング施策として、より効果的に活用しやすくなります。

ブランドを守る炎上リスクの監視と対策

SNSは情報が短時間で拡散されるため、投稿内容やユーザー対応によっては、企業イメージやブランド価値に大きな影響を与えることがあります。そのため、認知拡大や集客だけでなく、炎上リスクを想定した運用体制を整えておくことも重要です。

SNS運用代行会社では、投稿前の内容確認やコメント監視、不適切な投稿や誤解を招く表現のチェックなどを支援している場合があります。また、トラブル発生時の対応フローをあらかじめ整備し、状況に応じた初動対応をサポートする会社もあります。

リスク管理のルールを事前に定めておくことで、万が一問題が発生した場合でも冷静かつ適切に対応しやすくなり、ブランド価値を守りながら安心してSNSを運用できるでしょう。

SNS運用代行にかかる費用の相場感

SNS運用代行の費用は、依頼する相手や業務範囲によって大きく異なります。投稿作成のみを依頼する場合と、戦略立案や広告運用、分析・レポーティングまで一括で依頼する場合では、必要な工数が異なるため料金にも差が生じます。

また、依頼先が運用代行会社かフリーランスかによっても費用相場は変わります。予算だけで判断するのではなく、自社が求める支援内容や運用品質、サポート体制なども踏まえて比較することが大切です。

ここでは、SNS運用代行会社とフリーランス、それぞれの料金相場と特徴について解説します。

代行会社に依頼した場合の料金レンジ

SNS運用代行会社へ依頼する場合、費用相場は月額20万〜50万円程度が一つの目安です。

投稿企画・コンテンツ制作・投稿代行・コメント対応・分析レポートなど、運用全般を一括で任せるプランが多く、広告運用や動画制作などを追加するとさらに費用が高くなる場合があります。

運用代行会社は、マーケターやライター、デザイナーなど複数の専門スタッフがチームで支援するケースが多く、運用品質が安定しやすい点が特徴です。また、戦略の見直しや改善提案を受けながら継続的に運用できるため、中長期的に成果を目指したい企業に向いています。

フリーランスに依頼した場合の料金レンジ

フリーランスへ依頼する場合の費用相場は、月額5万〜20万円程度が一般的です。

投稿画像の制作や投稿代行など、必要な業務だけを依頼できるケースも多く、比較的低コストでSNS運用を始められる点が魅力です。

一方で、対応できる業務範囲や得意分野は人によって大きく異なります。戦略設計から広告運用まで対応できる人もいれば、投稿作成のみを専門とする人もいるため、契約前に対応範囲や実績を確認することが重要です。費用だけでなく、自社が求める成果やサポート内容に合った依頼先を選びましょう。

代行会社とフリーランスでは、費用だけでなく対応範囲やサポート体制にも違いがあります。主な違いを以下の表に目安の相場感をまとめました。

項目SNS運用代行会社フリーランス
月額費用の目安20万〜50万円程度5万〜20万円程度
対応業務戦略設計、企画、投稿制作、広告運用、コメント・DM対応、分析・レポートなど幅広く対応投稿作成や画像制作、投稿代行など特定業務が中心(対応範囲は人による)
サポート体制チームで対応するため品質が安定しやすい基本的に一人で対応
専門性マーケティング・クリエイティブなど各分野の専門人材が在籍得意分野は人によって異なる
柔軟性継続運用や複数SNSの運用などにも対応しやすい小規模な依頼や細かな要望に柔軟に対応しやすい
向いている企業戦略から運用まで一括で任せたい企業、継続的な成果を重視する企業コストを抑えたい企業、一部業務のみ依頼したい企業

SNS運用代行を活用する5つのメリット

SNS運用代行を活用する最大のメリットは、運用にかかる負担を軽減しながら、成果につながる運用体制を構築できることです。SNSは継続的な投稿だけでなく、企画立案やコンテンツ制作、ユーザー対応、分析・改善など、多くの業務を伴います。そのため、自社だけで運用を続けようとすると、担当者の負担が大きくなり、本来の業務に支障をきたすケースも少なくありません。

運用代行会社へ依頼することで、専門知識やノウハウを活用しながら、効率的かつ安定したSNS運用が実現できます。ここでは、SNS運用代行を利用する主なメリットを5つ紹介します。

担当者の作業工数と人件費を圧縮できる

SNS運用では、企画立案や投稿作成、画像・動画制作、コメント対応、分析・レポート作成など、多くの業務が発生します。これらをすべて社内で対応すると、担当者の負担が大きくなり、本来注力すべき業務に十分な時間を確保できなくなることがあります。

SNS運用代行を活用すれば、日々の運用業務を専門会社へ任せられるため、担当者は企画やマーケティング戦略など、より重要な業務に集中しやすくなります。また、新たな人材を採用・育成する負担も抑えられるため、結果として人件費や教育コストの削減にもつながります。

プロ品質のコンテンツを安定して発信できる

SNSで成果を出すためには、ターゲットに響く企画や、視認性の高い画像・動画、思わず読みたくなる文章など、質の高いコンテンツを継続的に発信することが重要です。しかし、社内だけで一定の品質を維持し続けることは容易ではありません。

SNS運用代行会社には、SNSマーケティングやクリエイティブ制作に精通したスタッフが在籍しているため、媒体ごとの特性や最新トレンドを踏まえたコンテンツ制作が期待できます。

品質の高い投稿を安定して発信することで、ブランドイメージの向上やフォロワーとの良好な関係構築にもつながります。

属人化を防ぎ運用体制を継続できる

SNS運用を一人の担当者に任せていると、異動や退職、休職などによって運用が止まってしまうリスクがあります。また、ノウハウが個人に蓄積されることで、運用品質にばらつきが生じたり、引き継ぎが難しくなったりするケースも少なくありません。

SNS運用代行会社へ依頼すれば、複数人によるチーム体制で運用を行う会社も多く、担当者が変わっても安定した運用を継続しやすくなります。さらに、運用ルールやマニュアルを整備しながら進められるため、属人化を防ぎ、長期的な運用体制を構築できる点もメリットです。

知見に基づき炎上リスクを抑えられる

SNSは拡散力が高い一方で、投稿内容やユーザー対応によっては、企業イメージを大きく損なうリスクもあります。特に企業アカウントでは、一度炎上するとブランド価値の低下や信頼の損失につながる可能性があるため、慎重な運用が欠かせません。

SNS運用代行会社は、これまでの運用実績やノウハウをもとに、投稿内容のチェックやコメント対応、炎上リスクを考慮した運用体制を構築します。万が一トラブルが発生した場合にも、あらかじめ定めた対応フローに沿って迅速に対応できるため、リスクを最小限に抑えやすくなります。

自社では届かなかった層にアプローチできる

SNS運用は、ただ投稿を続けるだけでは十分な成果につながらないことも、多いのが実情です。ターゲットに合わせた企画や投稿内容、投稿時間、ハッシュタグの活用などを最適化することで、これまで接点のなかったユーザーにも情報を届けやすくなります。

SNS運用代行会社は、ターゲット分析や競合調査を踏まえて運用戦略を設計し、必要に応じてSNS広告やキャンペーン施策も組み合わせながら運用を行います。

そのため、自社だけではリーチできなかった層への認知拡大や、新たな顧客獲得につながる可能性が高まります。

依頼前に知っておきたいSNS運用代行のデメリット

SNS運用代行には多くのメリットがありますが、導入前に理解しておきたい注意点もあります。費用や運用体制、成果に対する考え方を十分に把握しないまま依頼すると、「期待していたほど効果が出なかった」「思ったよりコストがかかった」と感じるかも知れません。

SNS運用代行を有効に活用するためには、メリットだけでなくデメリットも踏まえたうえで、自社に合った依頼先や運用方法を選ぶことが大切です。

ここでは、依頼前に知っておきたい主なデメリットを3つ紹介します。

一定の外注コストが継続して発生する

SNS運用代行を利用すると、自社で運用する場合には発生しない外注費用が継続的にかかります。投稿本数や対応業務が増えるほど費用も高くなるため、長期的な運用を前提とする場合は、年間を通じた予算計画を立てておくことが重要です。

ただし、費用だけで判断するのは適切ではありません。社内で担当者を採用・育成する人件費や教育コスト、SNS運用に割かれる工数まで含めて比較すると、外注した方が効率的なケースもあります。費用対効果を踏まえ、自社にとって最適な運用体制を検討しましょう。

社内に運用ノウハウが残りにくい

SNS運用を全面的に外部へ任せると、企画立案やコンテンツ制作、分析・改善といったノウハウが社内に蓄積されにくい場合があります。その結果、契約終了後に自社だけで運用を再開しようとしても、以前と同じ品質を維持できないケースも少なくありません。

このような課題を防ぐには、定例ミーティングやレポート共有を通じて運用方針や改善内容を社内でも把握することが大切です。

また、運用マニュアルの整備や担当者へのノウハウ共有など、内製化を見据えた支援を行っている運用代行会社を選ぶこともポイントになります。

委託しても成果が保証されるわけではない

SNS運用代行を利用しても、フォロワー数や売上が必ず伸びるとは限りません。

SNS運用の成果は、ターゲット設定や市場環境、商材の特性、競合状況などさまざまな要因に左右されるため、運用代行会社へ依頼しただけで成果が保証されるものではないからです。

そのため、短期間で結果だけを求めるのではなく、KPIを設定し、分析と改善を繰り返しながら運用を継続することが重要です。依頼先を選ぶ際も、「成果保証」をうたう会社ではなく、レポートや改善提案を通じて継続的に成果向上を支援してくれる会社を選ぶことが、より効果的なSNS運用につながります。

失敗しないSNS運用代行の選び方

SNS運用代行会社は数多くありますが、対応できる業務や得意分野、料金体系は会社によって大きく異なります。

そのため、費用の安さや知名度だけで依頼先を決めてしまうと、「期待していた支援を受けられなかった」「成果につながらなかった」と後悔する可能性もあります。

SNS運用代行を成功させるためには、自社の課題や目的を整理したうえで、それに合った会社を選ぶことが重要です。ここでは、依頼先を比較・検討する際に確認しておきたい5つのポイントを紹介します。

任せたい業務を代行範囲がカバーしているか見極める

SNS運用代行会社によって、対応できる業務範囲は異なります。投稿作成や投稿代行のみを提供する会社もあれば、戦略設計、広告運用、コメント・DM対応、分析・改善提案まで一貫して支援する会社もあります。

そのため、「何を外注したいのか」を事前に整理しておくことが大切です。

自社に不足している業務やリソースを明確にしたうえで、必要な支援を提供できる会社を選ぶことが、無駄な費用を抑えながら効果的な運用につながります。

料金プランが自社の予算と目的に見合うか確認する

SNS運用代行の料金は、投稿本数や対応業務、運用するSNSの数などによって大きく変わります。そのため、月額料金だけで比較するのではなく、どこまでの業務が料金に含まれているのかを確認することが重要です。

また、初期費用や広告運用費、動画制作費などが別途発生するケースもあります。見積もりを依頼する際は、追加費用の有無や契約期間なども含めて確認し、自社の予算や運用目的に合ったプランを選びましょう。

自社の業界・媒体での支援実績を調べる

SNS運用は、業界や商材によって効果的な運用方法が異なります。例えば、BtoB企業とBtoC企業ではターゲットや情報発信の内容が大きく異なり、InstagramとX、TikTokでも求められるコンテンツは変わります。

そのため、自社と近い業界や、運用したいSNSでの支援実績がある会社を選ぶことが重要です。導入事例や実績、制作したコンテンツなどを確認することで、自社に合った提案や運用を期待できるか判断しやすくなります。

レポートと改善提案の中身まで踏み込んで確認する

SNS運用は、投稿を続けるだけでは成果につながりません。運用結果を分析し、改善を繰り返すことで、少しずつ成果を高めていくことが重要です。

そのため、依頼前にはどのようなレポートが提供されるのか、改善提案まで実施してもらえるのかまで確認をしましょう。

フォロワー数やインプレッションなどの数値を報告するだけでなく、結果の要因分析や次回の施策まで提案してくれる会社であれば、継続的な成果向上につながりやすくなります。

内製化を見据えた支援メニューがあるか確かめる

将来的に自社でSNS運用を行いたい場合は、内製化を支援してくれる会社を選ぶことも重要です。運用をすべて任せるだけでは、契約終了後にノウハウが社内へ残らず、自走できなくなる可能性もあります。

運用マニュアルの作成や担当者へのレクチャー、定例会でのノウハウ共有など、内製化を見据えた支援を提供している会社であれば、運用品質を維持しながら少しずつ社内へノウハウを蓄積できます。長期的な運用体制を考えている企業は、このような支援内容まで確認しておくと安心です。

依頼先を絞り込む際に比較したいポイント

SNS運用代行会社をある程度絞り込めたら、最後はサービス内容や契約条件を細かく比較することをおすすめします。

同じ「SNS運用代行」を提供していても、料金体系や対応範囲、制作物の取り扱い、対応できるマーケティング施策は会社ごとに異なります。そのため、価格や実績だけで依頼先を決めてしまうと、「必要な業務が含まれていなかった」「追加費用が発生した」といったミスマッチが起こる可能性があるからです。

契約後に後悔しないためには、自社が何を重視するのかを整理したうえで、複数社を同じ基準で比較しましょう。ここでは、最終的な依頼先を選定する際に確認しておきたい3つのポイントを紹介します。

料金と対応範囲のバランスが取れているか

SNS運用代行を比較する際は、月額料金の安さだけに注目するのではなく、その費用でどこまでの業務を任せられるのかまで確認しましょう。

同じ価格帯でも、投稿代行のみ対応する会社もあれば、戦略設計やクリエイティブ制作、コメント対応、広告運用、レポート作成まで含まれる会社もあります。

また、初期費用や撮影費、動画制作費、広告運用費などが別途必要になるケースも少なくありません。見積書の内訳やオプション料金まで確認し、「価格に対してどのような支援が受けられるのか」という視点で比較することで、契約後の認識違いや想定外の追加費用を防ぎやすくなります。

クリエイティブ制作と成果物の二次利用が可能か

SNS運用では、画像や動画、投稿文など、多くのクリエイティブが制作されます。これらを自社サイトや広告、営業資料などへ活用したい場合は、成果物の著作権や利用範囲について契約前に確認しておくことが欠かせません。

契約内容によっては、制作物の著作権が制作会社に帰属し、SNS以外では使用できない場合があります。

一方で、二次利用が認められていれば、広告バナーやランディングページ、オウンドメディアなどへ展開でき、制作物を幅広く活用できるメリットが生まれます。後からトラブルにならないよう、成果物の権利関係まで含めて比較しておくと安心です。

広告やSEOなどSNS以外の施策にも対応できるか

SNSは認知拡大に強い施策ですが、それだけで問い合わせや売上につながるとは限りません。SNS広告やSEO、オウンドメディア、Webサイト改善などを組み合わせることで、見込み顧客との接点を増やし、成果につなげやすくなるケースもあります。

そのため、SNS運用だけでなく、Web広告やSEOコンテンツ制作、アクセス解析などにも対応できる会社であれば、マーケティング全体を見据えた提案の依頼もできます。

将来的に施策を拡大する予定がある企業であれば、SNS単体の支援だけでなく、周辺領域までサポートできる体制が整っているかも比較しておくとよいでしょう。

目的別に選ぶおすすめのSNS運用代行会社

SNS運用代行会社は数多くありますが、すべての企業が同じサービスを提供しているわけではありません。戦略設計から運用・分析まで一貫して支援する会社もあれば、ショート動画制作やSNS広告、Webマーケティング全体の支援を強みとする会社など、それぞれ得意分野は異なります。

また、料金体系やサポート体制、対応できるSNS、運用実績にも違いがあるため、自社の目的に合った会社を選ぶことが成果につながるポイントです。

ここでは、「戦略から任せたい」「動画に力を入れたい」「費用を抑えて始めたい」など、目的別におすすめのSNS運用代行会社を紹介します。各社の特徴を比較しながら、自社に合った依頼先を見つける参考にしてください。

戦略設計からワンストップで任せたいなら「株式会社コムニコ」

株式会社コムニコは、SNSマーケティングに特化した支援会社です。SNS戦略の立案からアカウント開設、投稿企画・制作、運用代行、広告運用、コメント対応、レポート作成、効果検証まで、SNSマーケティングをワンストップで支援しています。

2008年の創業以来、大手企業を中心に3,000件以上(2026年3月末時点)のSNS運用支援実績を持ち、Instagram、X(旧Twitter)、TikTok、Facebook、LINEなど幅広いSNSに対応しています。戦略立案から運用、改善まで一貫した支援を受けられるため、SNS運用を総合的に任せたい企業に適しています。

項目内容
サービスの特徴SNS戦略立案から運用代行、広告運用、効果検証までワンストップで支援
依頼できる業務SNS戦略策定、アカウント開設、投稿企画・制作、投稿代行、コメント対応、SNS広告運用、キャンペーン企画、レポート作成、効果検証など
料金プラン要問い合わせ
おすすめの企業SNS運用を戦略立案から一貫して依頼したい企業

公式サイト
https://www.comnico.jp/

SNSのプロ人材による伴走支援が特徴の「one move株式会社」

one move株式会社は、SNSマーケティングを軸に、デジタルプロモーションの企画から実行までを支援する会社です。SNS運用代行サービス「SNS ONE MATCH」では、企業の課題や運用目的に応じて、提携するSNSマーケターをアサインしています。

運用開始後も同社の担当者が支援に入り、SNS戦略の設計からコンテンツ制作、投稿、分析まで一貫してサポートしています。

Instagram、X、TikTok、YouTube、LINEなど複数のSNSに対応しているため、自社の業界や目的に合った運用担当者を選びたい企業に適しています。

項目内容
サービスの特徴企業の課題や目的に応じてSNSマーケターをアサインし、運用開始後も伴走支援を提供
依頼できる業務SNS戦略立案、投稿企画、コンテンツ制作、投稿代行、運用分析、SNS広告、インフルエンサー施策など
料金プラン要問い合わせ
おすすめの企業自社の業界や運用目的に合ったSNSマーケターへ依頼したい企業

公式サイト
https://onemove.co.jp/

Webマーケ全体を強化したいなら「株式会社デジタルトレンズ」

株式会社デジタルトレンズは、SNS運用代行に加え、Web広告運用やSEO対策、Webサイト制作・改善など、デジタルマーケティング全体を支援している会社です。SNS運用では、戦略立案から投稿企画・制作、運用、分析・改善まで一貫したサポートを提供しています。

また、公式サイトでは累計1,000社以上の支援実績を公開しており、SNSとWeb広告、SEOなどを組み合わせたマーケティング施策にも対応しています。SNSだけでなく、デジタルマーケティング全体をまとめて相談したい企業に向いています。

項目内容
サービスの特徴SNS運用に加え、Web広告・SEO・Web制作などデジタルマーケティング全体をワンストップで支援
依頼できる業務SNS戦略立案、投稿企画・制作、SNS運用代行、Web広告運用、SEO対策、Webサイト制作・改善、アクセス解析など
料金プラン要問い合わせ
おすすめの企業SNSだけでなく、Webマーケティング全体をまとめて依頼したい企業

公式サイト
https://dgtrends.com/

低価格から試せる明快な料金体系の「株式会社ハーマンドット」

株式会社ハーマンドットは、SNSマーケティングに特化した支援会社です。Instagram、X(旧Twitter)、TikTokなどのSNS運用代行をはじめ、SNS広告運用やインフルエンサーマーケティングなど、企業の目的に応じたSNS施策を提供しています。

料金プランが公式サイトで公開されていることも特徴で、X運用は月額148,000円(税別)から、Instagram運用は月額298,000円(税別)から利用できます。費用感を把握したうえで比較検討しやすいため、初めてSNS運用代行を利用する企業にも適したサービスです。

項目内容
サービスの特徴SNS運用代行を中心に、SNS広告やインフルエンサーマーケティングにも対応
依頼できる業務SNS戦略立案、投稿企画・制作、SNS運用代行、SNS広告運用、インフルエンサーマーケティングなど
料金プランX運用:月額148,000円(税別)~、Instagram運用:月額298,000円(税別)~、TikTok動画制作:1本25,000円(税別)~
おすすめの企業料金を比較しながらSNS運用代行を導入したい企業

公式サイト
https://harmon-dot.co.jp/

縦型ショート動画に強い「アンドブースター株式会社」

アンドブースター株式会社は、SNSマーケティングや動画コンテンツ制作を提供する会社です。ショート動画やライブ配信など、モバイルユーザー向けのコンテンツ制作を強みとしており、SNS活用の戦略設計から制作・運用まで一貫して支援しています。公式サイトでは、100万フォロワー規模のアカウント運用経験を活かした支援を提供していることを公開しています。

また、ショート動画制作に加えて、SNS広告運用やマーケティング戦略の立案、オンライン広告運用などにも対応しています。TikTokやInstagram Reels、YouTube Shortsなどの縦型ショート動画を活用し、認知拡大やエンゲージメント向上を目指したい企業に向いています。

項目内容
サービスの特徴ショート動画やライブ配信など、モバイル向けコンテンツの企画・制作・運用を支援
依頼できる業務SNS戦略立案、ショート動画制作、SNS運用代行、SNS広告運用、オンライン広告運用、マーケティング戦略立案など
料金プラン要問い合わせ
おすすめの企業TikTokやInstagram Reels、YouTube Shortsなどの縦型ショート動画を活用したマーケティングに取り組みたい企業

公式サイト
https://andboostr.com/

完全成果報酬型のSNS運用に対応する「株式会社Ceeev」

株式会社Ceeevは、SNS運用代行をはじめ、Web広告運用や動画制作、Webサイト・LP制作など、デジタルマーケティング全般を支援する会社です。SNS運用では、戦略設計からコンテンツ制作、投稿、分析・改善まで一貫した支援を提供しています。

同社の特徴は、Instagram・TikTokを対象とした完全成果報酬型のSNS運用代行サービスを提供している点です。再生数に応じて費用が発生する料金体系を採用しており、固定報酬型プランにも対応しています。成果報酬型のSNS運用を検討している企業や、SNS運用から広告・クリエイティブ制作まで一括で依頼したい企業に向いています。

項目内容
サービスの特徴Instagram・TikTok向けの完全成果報酬型SNS運用代行を提供
依頼できる業務SNS戦略立案、コンテンツ制作、投稿代行、分析・改善、Web広告運用、動画制作、Webサイト・LP制作など
料金プラン完全成果報酬型(月額上限30万円~50万円)。固定報酬型プランも提供
おすすめの企業成果報酬型のSNS運用を検討している企業や、SNS運用から広告・制作までまとめて依頼したい企業

公式サイト
https://ceeev.co.jp/

SNSリスク対策にも対応する「株式会社ガイアックス」

株式会社ガイアックスは、企業向けのSNSマーケティング支援を提供しており、SNS戦略設計から運用代行、広告運用、データ分析、クリエイティブ制作まで幅広く対応しています。

企業ごとの課題や目的に応じて支援内容をカスタマイズする体制を採用しており、累計1,000社以上の支援実績を公開しています。

また、SNS運用だけでなく、炎上対策やSNSガイドライン策定、社内統治支援などのリスクマネジメントにも対応しています。SNSを安全かつ継続的に運用できる体制を構築したい企業に向いています。

項目内容
サービスの特徴企業ごとの課題に応じたSNSマーケティング支援と、炎上対策・SNSガイドライン策定などのリスクマネジメントに対応
依頼できる業務SNS戦略設計、SNS運用代行、SNS広告運用、データ分析、クリエイティブ制作、炎上対策、SNSガイドライン策定、社内統治支援など
料金プラン要問い合わせ
おすすめの企業SNS運用だけでなく、リスクマネジメントを含めた運用体制を構築したい企業

公式サイト
https://gaiax.co.jp/

ソーシャルビッグデータを活用したSNSマーケティングに強みを持つ「株式会社ホットリンク」

株式会社ホットリンクは、世界中のソーシャルビッグデータと独自のデータ分析技術を活用したSNSマーケティング支援を提供しています。データ収集・分析から戦略立案、施策実施、効果測定までを一貫して支援し、データに基づくSNSマーケティングを強みとしています。

また、SNS上の口コミ(UGC)や検索データなどを活用し、マーケティング施策の立案や改善提案を行っています。データ分析を活用し、SNSマーケティングの戦略立案や改善に取り組みたい企業に向いています。

項目内容
サービスの特徴ソーシャルビッグデータと独自のデータ分析技術を活用したSNSマーケティング支援
依頼できる業務SNSコンサルティング、SNS運用代行、SNS広告運用、インフルエンサーマーケティング、SNSキャンペーン、データ分析など
料金プラン要問い合わせ
おすすめの企業データ分析を活用し、SNSマーケティングの戦略立案や改善に取り組みたい企業

公式サイト
https://www.hottolink.co.jp/

自社に合ったSNS運用代行を選んで軌道に乗せよう

SNS運用代行会社は、それぞれ得意とする領域や支援体制が異なります。戦略設計から運用まで一貫して支援する会社、ショート動画制作に強みを持つ会社、Webマーケティング全体を支援する会社、データ分析や成果報酬型の運用を提供する会社など、特徴はさまざまです。

そのため、「知名度が高い会社」を選ぶのではなく、自社の目的や課題、運用体制に合った会社を選ぶことが、SNS運用を成功へ導くポイントになります。

また、料金だけで判断するのではなく、対応範囲や実績、運用体制、レポート内容、コミュニケーションの取りやすさなども比較しながら、自社にとって最適なパートナーを見極めることも大切です。

SNS運用は短期間で大きな成果が出る施策ではなく、継続的な改善を重ねることで成果につながります。自社で実現したい目的を明確にしたうえで、長期的に伴走できるSNS運用代行会社を選び、効果的な情報発信につなげていきましょう。